お風呂に入ってカラダを温めることにはさまざまなメリットがありますが、血管が広がって、血液の流れがよくなるということが最大のメリットだと思います。人間のカラダは細胞でできていますが、その細胞ひとつひとつに血液が流れることで、栄養分や酸素を運んでくれますし、要らなくなった老廃物を回収してくれたりして、それによってさまざまなメリットにつながります。また、浴槽入浴という意味でいえば浮力や水圧によってカラダを締め付けることにより、血液の流れがよくなるという部分もあります。
あと、実際お風呂に入ると痛みが取れたと感じることがあると思いますが、これも温めることによって誘発されていると考えられています。
また、お湯の温度によって変わりますが、例えば40℃程度なら「リラックスモード」に、42℃程度の熱めなら「シャキッと活動モード」になど、気持ちの切り替えがお風呂でできるというメリットもあります。
最後に、やはり外せないのは、睡眠に対する影響ということですよね。カラダが一回温まると、その後体温が下がってくるのですが、そのタイミングでお布団に入るとよい睡眠がとれることがあります。つまり、お風呂に入ることによって、ぐっすり眠れる効果があるんですね。リラックスして充分に温まるためには、私のオススメの入浴方法としては40℃で10分間くらい入れば十分かと考えています。